Venus社の作るムーブメント cal.170
そう縦目のクロノグラフです。
今でも縦目のクロノグラフはあまり見ないですよね。
やはりこの年代のムーブメントが良い音を出すんですよ。
ちなみにこのケースは先日アメリカから購入したケース。
そして、中にあるのは、今回”セカイモン”で購入し約2週間かけて届いたムーブメントです。
最初から部品として購入しましたが、文字盤が意外にも好みでラッキーでした。
ムーブメントを確認したところ数点部品が足りないので、このままO.Hしてもダメですね・・・
ちなみにまだ届いていませんが、venus170は他に3点購入し、はるばるフランス、アメリカなどから届きます。
今回購入した2つは生きかえらせようと考えています。
そしてもう1つとこのムーブメントを利用して最終的に3本のvenus170ムーブメント搭載時計を作ろうと考えています。
ちなみに来週位にくる、リペア前提の物は非常に希少な物だと思います。
非常に楽しみです。
話は変わり、今回O.Hした懐中時計は”EMPIRE"です。
分解して1つ1つリューターで仕上げていきました。
手元に来たときは全くの不動品でしたが、部品を見た感じいろんな人の手が入っているのではなく、只”つまり”が原因では?
と思い、分解清掃実施しました。
組みあがった時は動きが悪かったのですが、しばらくしたら快調に動きだしました。
片振りもなく良い感じです。
しばらく動かなかった機械だから緊張しちゃったんですかね?
ちなみに今回は2本目のうまくいった例です。
そして今回実施した内容は、
・分解後コンパウンド(極細め)で磨き。(リューターに柔らかいブラシをつけて)
バフなども試しましたが、糸が飛び散るので今回はブラシで試してみました。
・ベンジンで清掃
・超音波洗浄機で洗浄
・リューターのブラシで仕上げ(コンパウンドなし)
リューターを使用いたのは初めてですが、ペーパーにしても荒い物から・・・がセオリーですが、対象物が真鍮だったり柔らかいので番手で2000番近くの細かい研磨で磨ききるという方がリスクが少ないという事がわかりました。
ちなみに完成予想の1枚目の写真は非常に気に入り壁紙へいきました。
ケース径は33mmで小ぶりだと思いますよね!?
私も思っていましたが、NATOベルトのレザータイプなどの
”ベルトに拘る”
タイプなら、33mmがベストだと思いますよ。38mmは良いのですが、時計が主役になります。
今流行りの大きいケースは完全に時計が主役ですよね。
今はNATOベルトなどのベルトに注目が集まっているところでは、33mmケースだとどちらも主役になります。
私は予想以上に33mmケースが気に入りましたよ。
ちなみにベルト幅は18mmか20mmですね。
16mmも良いですが、ベルトのラインナップが少なすぎます。(NATOベルト)